第5話

結局彼女に押し切られるまま着替えた私は、

シスターの仮装をしている。



「一緒に行こうと思ってた子にドタキャンされて困ってたの!ちょうどよかった!服もぴったりだね」


「はぁ…」


完全に彼女のペースになっている。

小さくため息を吐き、ナースの仮装をして楽しそうに笑っている彼女を見た。



スカートの丈が際どいピンクのナース服に白のニーハイソックスを履いている。


私は袖がシースルーということ以外は特に露出もなく、スカートも足首まである。


元々はスカートを切って裾にレースを縫い付ける予定だったらしく、裁縫セットまで用意してあったがそれは断った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る