第3話

4月2日

なぜかおやじとの二人暮らしが始まって2日目。

あいかわらず、おやじはうるさい。


「たとえるなら〜🎶」


おやじ、なんか歌ってるし笑


「ねー、おやじー。」

「だから、ヒナk...」

「お・や・じ!!!」

「人の言葉を遮るな!!」

「はぁ、もうめんどくさいな。」

「なんか言ったか?」

「なんでもないよ〜。ねぇ、おやじ。」

「だから、ヒナk...」


はぁ、もうこれだからおやじはめんどくさい。

会話が進まないんだもん。

どうしたものか…。


でも呼び方を変える気は、無い。

だってそれで呼び方を変えたら、おやじに負けたみたいで悔しいもん。

おやじがおやじなら、私も私。

お互い負けず嫌いで意地っ張り。

だから、毎日喧嘩してる。

って、まだ2日目だけど!!!

喧嘩しない日が来るなんて想像つかない。


「それでさ、おやじ。いつまでいるの?」

「だから!!」

「はいはい。で、いつまで??」

「さぁね〜、まだハルカにはヒナコチャンが必要だろ??」

「はぁ??別に必要ありませんけど!!」

「まぁ、なんかあったらいつでも頼れよ。」

「なに〜?おやじのくせに。」

「慣れない環境、大変だろ?」


おやじ歴2日目の私。


今日、大学生になりました。

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