第36話

待ち合わせ場所であるイオンに到着し、中に入る。



周りを見渡すと、それらしきカップルの姿は見当たらない。





ヒロがケイスケにメールすると、フードコートにいると返信が来た。







重い足取りで、変に緊張しながらフードコートへ向かう。








あ。

いた、、。





「ケイスケ君!」



ヒロがケイスケの名前を呼ぶ。




それに気づいたケイスケと彼女がこちらにやってくる。






変に緊張して心拍が速くなる。







「おう、ヒロ!この前ぶり!(笑)と、のぞみ??え、可愛くなったな!」



「なんすかそれ、もともと可愛くなかったんすか?(笑)」



「いや、可愛いかったけど余計にってこと!」



「なるほど(笑)」





なんだかやっぱり気まずくて無言になる。






ヒロとケイスケが話し込んじゃって、私たち彼女組は初対面だし、気まずい空気に。





とりあえず特に見るものもないけど周りを見渡したり、携帯をいじってみたりしてこの気まずい空気の中をやり過ごす。




すると




「のぞみちゃん?だっけ?」



ケイスケの彼女から声をかけられた。

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