第33話

そして翌日。




お気に入りの大きめのニットにショーパンとブーツを合わせ、アウターを羽織って準備満タン!

メイクもちょっとだけ気合い入れちゃったりして。







待ち合わせ場所に向かうと、まだヒロの姿はなかった。

待ち合わせ場所が外で、待っているのが寒すぎたので近くのお店の店内で待つことにした。



ベンチに座って携帯をいじっていると、、





「あれ?のぞみ??」



後ろから聞き覚えのある声の人物に声をかけられ、振り向くとそこにはカイトがいた。




「あ〜やっぱりのぞみだ!何してんの?」




3人の友達と一緒にいるカイト。この辺で遊んでるのかなぁ?

何してんの?と聞かれて、返答に困る。ヒロに付き合ってること言うなって言われてるし、、。





「待ち合わせ」




とりあえずそう答えた。





「友達??あ、男け?」



「友達!」




そう答えたけど、今このタイミングでもしヒロが来たらまずいなぁ、、。

なんとかこの場所から撤退しなくては。




「友達か!つーかのぞみって彼氏いんの?」



「い、いい、、いないよ?」




次々話しかけてくるから話が終わりそうにない。

もうこうなったら、、




「あ、ごめん、電話きた!またね」



友達から電話がきたふりをしてその場から撤退した。


ふぅ〜、とりあえず一件落着。

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