第21話

バスに着くともう既にバスが停まっていた。




「じゃぁ、またな」



そう言って軽くキスをされる。




「うん、バイバイ」




照れて顔を見ることができないまま、あと数分で発車するバスに乗り込む。






発車するまでバス停にいて、発車すると手を振って見送ってくれるヒロ。




そういうとこ、優しくて可愛いなぁって思う。





でも、まだ好きとかそういう感情ではないかも。


でも、好きになれそうな気はする。たぶん。






家に着いてからも、寝るまでヒロとのメールが続く。





ヒロからのメールは、相変わらずのあの感じ(笑)




【のぞみやっぱり可愛かった〜(*´Д`*)❤︎】


【もう既に会いたい!】


【マジで自慢の彼女だわ〜】


【友達からも可愛い可愛い言われまくってる(笑)】


【チューしたい|( ̄3 ̄)|】





その度に笑ってしまう。

ほんと、実際会っても、メールでも、ずっとあのまんまじゃん(笑)きっと素直で裏表がない人間なんだなぁ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る