第11話

教室移動で、席が前後になることがあった。


とてもゆるい先生の授業で、普通に友達とお喋りしてても全く怒られない。もはや、最低限のやることさえちゃんとやってれば自由時間みたいなもの。




そんな時、後ろの席の彼が椅子ごと私の真後ろに移動してきて、後ろから抱きついてくる。




ほんと、何考えてるのか意味わからない。

正直、呆れてる。



けど言えないので、とりあえず声をかけるでもなく、そのまま放っておく。




周りにどんな風に思われてるんだろう、、。


こんなことされてて、私も拒否しなくて、より戻ったと思われててもおかしくないよなぁ。






私がその場にいない時も、勝手に私の筆箱漁ってペンとか使ってるぐらいだもんなぁ。





私的にはもう彼に気持ちはないし、私から彼に何かをするということは一切ないけど、なんだか今の彼女に申し訳ない、、。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る