第46話
結局そのまま眠り込んでしまったイトカ。
翌朝、いつもの時間にセットしていた置時計のアラームに起こされ眠気眼にモゾモゾと腕を伸ばし音を止めると、再び頭まで布団を被って数秒・・・
「大変! 寝てしまった!」
昨晩を思い出したら一気に目が覚め、勢いよく飛び起きた。
窓の外はすでに明るく鳥のさえずりさえ聞こえる清々しい早朝にも関わらず、後悔で青ざめてしまう。
「社長から”待っていろ”って言われていたのにッ あわよくば美味しい食事にも有り付けたかもしれないのに!」
『私のバカぁぁぁ』と枕を叩いて当たり散らしながら項垂れた後、時計を見て嘆いている場合じゃない事にハッとする。
刻一刻と出勤時間に煽られながら部屋を出ても、いつもと同じく静寂に包まれた寒々しい屋敷内に社長の気配は感じない。
彼の出勤はいつも遅い時間だからイトカが起きる朝方に姿を現す事はなく、大概顔を合わせるのは会社だけ。そう考えると”同居”より”居候”は頷けた。
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