第39話
『仕事なんだから甘えるな』とか『自業自得だ』とか言いたい気持ちもあるが前回の事もあり、なんだかあまりに可哀想に思えてしまったイトカ。
「……社長の会議が終わるまでであれば」
「えッ!?」
「たいして役には立たないかもしれませんが、入力くらいなら手伝えます」
社長専用の雑用兼アシスタントであるため、これは業務外の仕事になってしまう。どちらとも怒られないために『あくまで内密に』と社長に言わないよう口止めはした。
『やります』なんてイトカは言ったモノの思った以上の莫大な数に若干後悔。
社員が間に合わないという意味がどれくらいのレベルなのかを、身をもって痛感させられた―――
――時刻は18:00――
「あー……ダメだ。もうギブ……」
お昼休憩もせずぶっ通しでパソコンと向き合っていたおかげで、いいかげん画面の文字に酔ってきてしま入力する手を止めてしまった。
「ここまで出来ればあとは大丈夫です! 本当に助かりました! ありがとうございますッ」
嬉しそうにまたも深々と頭を下げ戻っていく男性社員。
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