第7話

「1人1人聞こうかと……」



「マジ!?大変じゃねっ?」



「……はい……」



でも、それしか方法ないし……



「じゃあ、僕が……手伝ってあげるよぉ!!」



「本当ですかっ?」



ニコニコ笑いながら、僕の手を握って言う藤森先輩。



「でも、どうやって?」



「市川達がいるじゃん?」



こそこそと話す先輩達。



「そっか!」



「そのための生徒会だろ?」



……あんまり、聞こえないけど…藤森先輩の喋り方がカッコいい気がする。



「よし!」



話が終わったのか、大塚先輩と藤森先輩がこちらを向き叫んだ。



「生徒会室へレッツゴー!!」



「ゴォー!」



「えぇっ!?」



訳がわからず立ちすくむ僕の手を引っ張り、先輩達は歩き始めた。

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