第70話
生徒会の仕事のせいで、すんごい忙しかった。
朝は、親衛隊の集まりに参加して、グッズ販売のための打ち合わせ。昼間は、自分のクラスの出し物の演劇で使う小道具作り。夕方からは、生徒会の雑用。たまに、クソ教師(中野)に頼まれ、資料や書類の整理。
毎日忙しくて、暁と夕飯を食べる暇も無くなっていた。
…たぶん、全く会っていない。
俺が生徒会室で仕事を手伝っている時には、暁はクラスの準備をしているし…俺は寮に帰って来ても、親衛隊の書類整理で部屋から出ないし…
暁には会えないし、忙しいし、寝不足だし…ちょっと疲れてきた。
でも、暁も文化祭を楽しみにしているみたいだし…もうちょっと頑張ろう。
頬をパチッと叩いて、気合いを入れ直す。
「…颯斗、疲れてる?」
原野の計算の手伝いをしているとき、海が俺の肩を叩いて言った。
「…ちょっと?」
頑張ろうって決めたから、笑って受け流した。
文化祭まであと5日。
もう少しだけ頑張ろう。
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