第53話

暁の唇が首筋へと降りていき、鎖骨らへんにキスを落とす。



「…ん、いたっ…」



ちくっとした痛みが首筋にはしる。



「…え、なに…?」



「んー?えへへ、俺のって印」



暁は鎖骨のちょっと上を指でなぞりながら、囁いた。



腰を引っ張られて、後ろに押し倒された。





「…今日、クリスマスだよね?」



「うん…イブだけどね」



「じゃあ…俺にもサンタクロース来てくれるよね?」



「う、うん…?」



何が言いたいのかさっぱりわからない。





「ねー、颯斗サンタさん?」



「…はぁ…うん、暁にもサンタクロースは来てくれるよ。で、何が欲しいの?」



つまり、自分もプレゼントが欲しかったわけだ。



「俺ね、ずーーーーと欲しかったの」



「うん…何を?」



すると、俺の上に跨がっていた暁が俺の耳に口を近付けた。







「颯斗」








「え?」





「俺…颯斗が欲しい」

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