第10話

「…残念ながら、この魔法は12時までしか持たない」



「12時まで…ですね?」



「…あぁ、12時の鐘が鳴り終える前に城を出るんだ」



「はい、わかりました」



颯斗君は竜君に手を振り、

カボチャの馬車に乗り込みました





すると…パカッパカッと馬車が

走り出します。





馬車に乗っているおかげで

すぐにお城に着きました。





お城に入ると、王子様の暁君が誰かと踊っていました。



しかし…王子様は、颯斗君を見つけると笑顔で颯斗君に駆け寄りました。





「一緒に踊っていただけませんか?」



「…っ、はい!」





2人は時間が経つのも忘れ、

踊り続けました。

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