第8話

ある時、お城の王子様がお妃様を決めるために舞踏会を開くことになりました。



颯斗君の家にも招待状が

届きました。



海君と空君と颯斗君の3人分の

招待状がありました。



「「わぁい!舞踏会だぁ!!」」



海君と空君は、

はしゃいでいます。



しかし、要君は言いました。



「あなたみたいな汚ない人が、

舞踏会なんて行けるんですか?」



「「無理でしょー!」」



お母さんとお姉さん達は、

そう言って暖炉の中へ招待状を

投げ入れてしまいました。



「あっ…」



「さあ、海と空はドレスを着てください。出かけますよ」



「「はーい!」」



お母さんとお姉さん達は、準備を終えると家を出ていきました。





颯斗君は暖炉の前に座り込むと、燃えてしまった招待状を見ながら泣き出しました。





「俺も舞踏会に行きたかった…」

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