第2話

自己紹介は、知り合いが居る内山から行われた。


「俺達、大学病院の医者なんで急に呼ばれたらすみません。と言っても、眼や歯や整形とかなんで急患で呼ばれる事って、ほとんどないんですけどね。俺は眼科医の内山隆太、27歳です、よろしく」


他の4人も、自己紹介をし始めた。


「今晩は、隆太」


長身スレンダーな化粧っ気のない女性、凛とした格好良さの在る優花≪ユウカ≫が内山の同級生だった。


「出会いがない奴等だしね、皆喜んでるよ。ほら、高橋≪タカハシ≫も一緒だ。覚えてっかな?前に別の飲み会で会ったの」


内山の言葉に彼女は頷いて、高橋に挨拶をしに行った。


客観的にみても第一印象は内山に視線がいくはずだ。

ボサボサ頭のダサ眼鏡の高橋に行く優花は、変わった人だと言われる事だろう。

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