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第1話

「…今…時間在る?」




高校の…同級生…から、連絡が在ったのが始まりだった。


合コンなんて久し振りだと、内山隆太≪ウチヤマリュウタ≫は静かに思っていた。

相手は同級生と、同級生の大学時代の2つ下の子達と聞いていた。

と言う事は、内山の前に座った子は25歳の女性と言う事だった。


「はじめましてぇ、中村紗江≪ナカムラサエ≫です」


高めの声で小さくて細くて、胸まである長い髪の毛が軽く巻いてあり、お辞儀をしたらふわふわと揺れた。

確かに可愛いらしいタイプで、一緒に誘った他の4人の同僚男性がチラチラと彼女を見ているのが、内山には感じられた。

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