第36話

そういった生活を続け、ある程度怪我が治り退院となった。



左足は歩けるが、これから先ずっと松葉杖は大変だろうと、車椅子になって。


歩かなくて楽だけど、自動のを買わないと誰かに押してもらうのがメインになってしまう。



「わりーな、凌。押してもらって。…皐月が下手だとは…」


「いいよ。……あれ見ちゃったらねぇ…」



そう、最初こそ皐月が車椅子を押す、と意気込んでいたのだが難しかったのだろう。勢いよく押されてバランスを崩し倒れた。


そりゃあみんな驚きだった。

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