第33話

「この虫はなんていうの??」



「これはひゃくとりむし」



「何それ??」



「キャベツとかにくっついてる虫」



青虫とブレンドさせている私には

もう正しい説明どころか適当化していた



「ひゃくとり、むしかぁー

ねぇおばちゃん、なんでひゃくとりっていうの??」




知りません



おばちゃん学者じゃありません



昔からそういう名前なんです。



「なんかを百個とったんじゃん」




もうなんでもありです



「えっ??何とったの??」

「虫じゃん??」



もうなんでもありです。



「すごい虫なんだねー」




あんたのほうがある意味すごいです

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