第6話

「遥・・枝ってあんた・・」



答えは意外と早く解決された



うちの玄関出てすぐ目の前には

金魚のお池があります。



たくさんたくさん金魚さんが泳いでいる

その根元には



今はまた次回の出番を待つ

桜の木がそびえたっています。



その枝が






動いてます。

えぇうねうねと。



そうです。

俗に言う「あおむしちゃん」です



枝にそっくりなんです。




いくら可愛いと思っていても

そうだ。

この子は虫女。


虫女の言うことを理解しようと思った私。

ざ・おばばかやん。




「・・・枝違う・・

遥・・これはあおむしちゃんよ・・」

「あおむしー?」

「てかこんなにいた・・てかぐろい・・やだ」



そうなんです。

桜の枝という枝一斉に




うねってるんです

それは=枝中あおむしちゃんだらけなんです。



「ばーばーばーばー?」

「うん・・リョーマは見ちゃいけないよ・・」



とりあえず息子だけでも守る母。



てかなぜゆえ?

なぜこんなにもうねっている?



こんなにリズミカルな動きをするほどあおむしちゃんが

みんなうねるなど・・



何かあおむしちゃんにあったに違いない

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