雛雛雛雛雛まつり!!
アほリ
1#雛の季節
ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!!ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!!
今は春。
どの木々の枝の鳥の巣も、
どの建物の隙間の鳥の巣も、
どの巣箱の中の鳥の巣も、
どの葦の茂みの中の鳥の巣も、
池の鳥の浮巣も、
皆、皆、皆、皆、皆、皆、皆、皆、みーーーーーんな、鳥の雛が卵から産まれて巣から顔を出して大きな嘴を突き出して、親鳥が持って来る餌をせがんで鳴いていた。
ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!!ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!! ぴー!!ぴー!!
「はいはい!!私の可愛い坊や達。おまちどうさま!!餌あげますよーーー!!」
様々な巣で、親鳥達が其々の巣の中の子孫達を育む為に懸命になって探した餌を、我先に顔を突き出した其々の雛の嘴にせっせとあげていた。
「じゃあ、また来るからね。
おとなしく待ってるのよ!!
決して巣から堕ちないでね!」
親鳥は、そう巣の中の雛達に言い聞かせて再び餌を探しに、バサバサバサバサと飛び立った。
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