第27話

『かぐや姫や。鬼のお婿さんを探そうねぇ。幸せに、なろうねぇ』

おじいさんとおばあさんのしわくちゃの笑顔。

人間ではなくなり、鬼の姿になっても変わらなかった愛情。

愛は、何かと引き替えにするものではない。

私は、慈しまれ、大切にされ、優しさを教えてもらったの。

あなたが蔑む人間たちから。

さくり、さくり、と歩き出した足下の地面もさらさらと散りゆく。

かぐや姫の身体がぽうっと蒼い輝きを放ち始めた。

・・・・・・さようなら。光・・・・・・

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