第25話

・・・・・・ごめんなさい。光・・・・・・

あれは。

望樹の実。

あの実から育てた木ならば、願いは叶う。

でも、「無」からは。

何も、生まれない。

光の命尽きる寸前ならば、なんとかなった。

でも、尽きてしまった後。

できることは。

幻影の世界を作り出し。

そこに魂を留めるのみ。

すべては。

夢幻の国・・・・・・。

私は、あなたと共にいたかったの。

夢でも。

幻でも。

あなたを、閉じこめてしまうことになったとしても。

夜輝天女はすべて見通した上で望樹の実を創り、与えた。

弱く優しいかぐや姫の心を閉じこめ、女王としての振る舞いができる強さのみを求めるために。

愛しい男を閉じこめる、檻を。

与えた・・・・・・。

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