第5話

ど、どうしたの?何が、あったの!

お願い、生き返って。

私は、この世界であなたまで失ったら・・・・・・。

取り乱したかぐや姫の耳に。

ふしゅ~、ふしゅ~。

という寝息が聞こえる。

「・・・・・・」

かぐや姫はぐいっとイタチのしっぽをつかんで頭上高く持ち上げると。

迷うことなく、ぼたり、と地面に落下させた。

「い、いたい・・・・・・」

地面に顔面を強打した衝撃に目覚めたハクは、即座にかぐや姫がいるのに気が付いてぽん!と人の姿に戻った。

が。

慌てて戻ったので頭に三角に尖った耳、尻にはふわふわしたしっぽがついたままだった。

まだ若干寝とぼけているハクは、気が付かない。

「おはようございます~、かぐや姫さま。お気に召して頂けましたか?」

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