第23話

実はずっと、二人きりになるたびに璃桜ちゃんに告白してたんだよ。

好きだよ。だから、早く良くなろう。どこへでも、連れて行くから。

そんなことを。ずっと囁いてた。

いつか普通の女の子に戻ったとき、覚えていてくれたら好きになってくれるんじゃないかと思って。

だからあの時。

璃桜ちゃんに誘われたとき。

俺の気持ちを受け入れてくれたと、勘違いした。

意識などないことを忘れてしまった。

・・・・・・ばかだよな。

あの夜以来。

俺は、璃桜ちゃんが何を抱えているのかわかるようになった。

その、闇の世界を。

凌。

俺は、もう耐えられない。

俺の世界には人間がいなくなってしまった。

この世界には、生きていけない。

俺の中にいる何かおぞましい生き物が見せるこの世界には。

生きる場所はない。

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