主役になれなかった少年は異世界で無双する

JoJoROCK

第1話 集団転移

俺はジョルノ・エンキドゥ・アントワネット。


ありきたりな始まりではあるが、俺は日本人ではない。


父親は誰か知らず、赤ん坊の頃母親と共に俺はフランスから日本に渡り、母親の幼少期に仲の良かった友人宅の養子となり、日本名を名乗るようになっていた。


日本での生活は正直言って最悪だった。


俺は貧乏ではあったものの、極めればそこそこなレベルに達することができるから、それを妬んだ奴らに虐められていた。


俺と同じようにイギリスから日本に渡った同級生も同じようにいじられていたからすぐさま友達になっては学校もずるけるようになっていた。


バカな日本人と一緒に学校で勉強するよりも友達と一緒につるんで遊んだらした方がよほど学びになる。


日本での義父母は俺の自由奔放な性格に悩まされていたようだが、俺は気にする素振りすら見せない。


高校生になって二年生に進級していた。


俺の通う高校は少し特殊で、日本人のみで編成された普通科と、俺みたいに外国人で編成された特別科、またの名をエリート学科で授業を受けている。


俺のいるエリート学科のクラスメイト達は「普通科のバカで間抜けな日本人共と一緒のクラスじゃないのは唯一の救いだよな」とバカ話をしている。


「ジョルノはたまに普通科の奴らとつるんでるけどお前日本人は嫌いなんだろ?」


「ジヌ、俺は確かに『日本人は嫌いだ!』と言ったがそれは女に限った話だ」


オタク仲間のジヌは韓流スター級のイケメンだから女によくモテる。


「お前の気持ちはよく分かる。ジョルノは日本人の女が嫌いだもんな。やっぱり日本の女よりも白人とかは最高だよなぁ〜、おっぱいもデカいし!」


「本当にジヌはおっぱいが好きだな」


「本国にもいい女はいっぱいいるけど、白人のおっぱいもよさそうじゃん?やっぱり国に帰って兵役行く前に童貞卒業したいなぁ〜。お前はいいよな、嫁が二人もいるんだから……」


ジヌはため息をつきながら羨ましがるが、俺としては結婚そのものがめんどくさいと思っている。


正確にはまだ婚約状態だが、高校を卒業したら自動的に結婚することになっている。


俺が高校に入ってから日本は少子化対策として重婚と結婚年齢が男は十六、女は十四に繰り下げられた。


勿論、選挙権も十三歳からあるようだ。


「んっ、なんだよこれ!学校全体が光ってる気がするぞ!」


「やだ〜、なんとかしてよ〜!」


謎の光に校内が覆われ、学校中が大騒ぎになっていた。


クラスの女子達も「嘘でしょ!もしかしてこれ異世界召喚とかじゃないの?」と喜ぶ人もいた。


エリート学科は外国人で構成されたクラスだから当然日本のアニメが好きなオタクも混ざっている。


異世界といえば、俺のマブダチが王女様とイチャラブしながら冒険者してる言ってたからそこに転移してもらえるとありがたい。


光の強さが増し、俺達は目を閉じた瞬間見知らぬ場所にいた。


学校にいた全員がだ。

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