第27話

「久しぶりだな、アカネ」


「リュウさーん!お久しぶりでーす!バイト忙しすぎてぶっ倒れる所だったよ〜!ずっと会いたかった〜!」


「相変わらずだなー。コトハがアカネが家に帰って来ない!つってたぞ」


「チッ、コトハめ……。あ!ねえねえ!リュウさんに聞きたい事あるんだけどね!」


「ん、なんだ?」


「silentの狂犬って乱に入ったってマジ?」


「……相変わらず情報早ぇなー若者は」


「若者って!二歳しか変わんないじゃん!それって本当!?」


「まー、本当っちゃ本当だな。入ってはねーけどな」



キャーキャー言われてこの店に入ってきた彼らはやっぱり乱の幹部らしく、リュウさんと呼ばれる人以外は皆二階席へと上がって行った。


リュウさんはアカネの前に立ち、アカネと話している。


リュウさんはヒビキと似ている気がする。


真っ黒なオーラに鷹のような目付きに大きな体。



「よく分かんないけどまあいっか!あ!でね!この子!その狂犬の友達だってさ!」


「……マジか」


「え!?そんな驚く事!?」

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