第9話
「それよくホノにも言われる」
「ホノちゃんも可愛い‼ユラちゃんは私の女神様でホノちゃんはパーティの姫だから‼」
「うん、また分かんない単語が出て来た……」
「あ、でね?ユラちゃんって殿方とお付き合いとかしないの?私的には女神様だからどの殿方でも良くは無いよ?総理大臣レベルじゃないと許せないけどね?」
「うーん、お付き合い、というか」
「うん‼何々⁉」
「人を好きな感情ってどんなの?」
彼が居なくなって半年。
あれだけ好きだと思い続けていた彼の声や匂いはもう忘れかけていて、その"好き"という感情さえもよく分からなくなってきている。
このまま彼を追い続けるアタシは自棄になっているのではないのだろうか、と考えなくは無いけど、自分が納得出来るまでは頑張ろうと心に決めている。
だって初恋だよ?初めて好きになれた人だよ?
決着付けるならしっかりと付けたいじゃん?
それに今でも会いたいか?と聞かれれば会いたいと即答出来る。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。