第17話 おもてなし部隊・チョビ
チョビは友達の家に入り浸ってた半野良猫ちゃんが産んだ子を引き取った男の子。
頭にチョビっと柄があったんで母がチョビと名
付けた。
家は基本的に子猫が家に来ても特にケージに入れるとかなく自然体で過ごしてたんやけど、チョビが来た当初はモンドを警戒して留守の間だけケージに入れてた。
や、モンドが凶暴とかやなくて…単にモンドの甘噛みが甘噛みでなくマジ噛みレベルやったからそれを警戒しての事やった。
モンドの甘噛みマジで痛いんやてぇ…牙がケンケンなんや…。
甘噛みは警戒対象やったものの基本的にモンドは優しい兄貴やったからチョビもモンド大好きでいっつも2匹でイチャイチャしてたな。
なんかよくモンドがチョビの上に乗ってうなじ噛んでた。…オス同士ですよね???
母曰く、チョビはオカマちゃんちゃうか?と。メスのメイにクッソ嫌われてたしなあ。
まあどっちでもかまわんが。可愛いは正義。これ鉄板。
そんなこんなチョビ。おっとりおだやかで優しい甘えん坊。そして人間大好き。
やからお客さん来たらすぐにお出迎えして帰る時にはお見送り。ほんでずっと人間のそばにおるし膝の上大好き。
そんなやからチョビは家に来るお客さんから大人気やったわ。
そんなチョビも年には勝てず…。
あとたぶんちょっと認知入ってた…かな?
チョビの最後らへんは父と母が入院して家に人間は私だけで多分寂しかったやろな…。
でもチョビが息引き取る瞬間までずっと一緒におれたから。寂しい思いさせやんですんだかな?
チョビが亡くなったその日、入院中の母のもとに来たらしい。チョビお母さんストーカーやったしな。
自由になってすぐに大好きな母に会いに行ったんやろな…。
寂しいし悲しかったけど、それ聞いてなんか救われたな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます