にかにか

書描詩か字か

第1話 車は銀河に飲み込まれ

再会はたまにしたくなるもので、少しだけ痛い。

痛そうな足は、自分のせいなのかなと思ったが、そんなことは無いと思う。

普段より遠くなったあなたは、いつもより近くを見ていた。

食事をするときはそんなに感じなかったけど、お店を出る時に敬語が少し気になる。

車はたまに乗るけども、対面の窓から遠くを見ることが多いので、どこかぎこちない。

着く頃には静かで、少しだけ宇宙が広がった。

そのままずうっと広がって、パッと光ったと思ったら四角くなった。

四角い宇宙は始まりだったから、終わりもそうしようと思った。

黄色の多い星は、たまに青かったり、赤かったりしたけど。

自分の知っている宇宙には、ピンクと黄色の星が今も光ってるんです。

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