第18話
星核の研究は順調に進んでいた。休日には私も研究室に入り、分析装置で星核の特性データを記録するのを手伝ったりした。
星核が「電気」を発する石であることは、比較的早期に発見された特質だった。
「電気石…ふむ、では星核はトルマリンの一種か?」
「いえ、星核は自然の状態で微弱電流を発しているのです。トルマリンは熱を加えるなど、外部からの圧力に反応して発電するものですから…」
「ふむ…」
「しかも気付いたことがあります。この電流の波形には何種類かのパターンがあるようです」
そう言って、男はディスプレイを指した。そこには星核の微弱電流が形作る波線が揺れ動いていた。
「…この波形に、酷似したものを僕は知っています。それは…」
「な…何かね、夢幻君」
「人間の…脳波です」
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