第48話

11月25日には「NPB AWARD」が開催されました。

 これは日本野球機構(NPB)が、その年の各球団の中で特に優れた選手を表彰するものです。


 セ・リーグのベストナイン(ポジションごとに最も優れた選手1名ずつが選ばれる)には、カープからは5名もの選出がありました。

 投手・野村祐輔、捕手・石原慶幸、一塁手・新井貴浩、外野手・丸佳浩&鈴木誠也が選ばれました。


 さらに、野村祐輔が「最多勝利投手賞」と「勝率第一位投手賞」、菊池涼介が「最多安打者賞」、黒田博樹が「功労賞」、緒方監督が「最優秀監督賞」の栄冠に輝きました。


 そして、最も優れた投手に与えられる「沢村賞」は、ジョンソンに贈られました。


 最後に、今年度のセ・リーグMVP(最優秀選手)は、皆が大好きなあのヒト、そう、新井さんが受賞したのでした(*´ω`*)

 MVPは新聞記者等の投票で決まる賞で、成績(数字)というよりは、人々の記憶に残る、皆が「スゴイよね!」と認める選手に与えられる賞なのです。

 成績だけで言えば菊池のほうがスゴイじゃん、っていう人もいるんですが、でもさ、これまでの経緯とか、一時はタイガースをクビになるまで落ちぶれたアラフォーの選手が、ふるさとカープに戻って、まるで鯉が生まれた川に戻ってきたかのように毎日毎日元気いっぱいで若鯉に混じって野球をやってる姿って、単純に「スゴイ」じゃない?

 ってゆーか、結局みーんな、新井さんのこと大好きなんじゃん?(≧▽≦)




 さらに、11月29日には「三井ゴールデン・グラブ賞」の授賞式が開催されました。

 NPBのベストナインは打撃力も含めた総合力で判断しますが、こちらは「守備力」に特化して選ばれる賞。


 カープから選ばれたのは、捕手・石原、外野手・丸&誠也といったあたりはNPBのベストナインと同じ顔ぶれですが、二塁手として選出されたのはもちろん菊池。

 NPBのベストナインでの二塁手部門はスワローズの山田哲人選手が選出されたんですね。なにしろ山田選手は流行語にもなった「トリプルスリー」の偉業を二年連続で成し遂げたんで、打撃面を評価しちゃうとどうしても菊池よりも山田、というチョイスになってしまうわけです。

 でもゴールデングラブのほうは文句なしに、世界が認める守備の名手・菊池に贈られました。ちなみに4年連続受賞です(マルも)。

 キク自身、「僕は守備にこだわりを持ってやっている」ということで、ベストナインよりもゴールデングラブのほうが嬉しいんだそうな。

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