4 スタジアム観戦を楽しもう
第7話
1 まずはチケットを買おう
とりあえず野球の試合を見るためには、観戦チケットを買わなければなりません。
チケットはスタジアムのチケット売り場で購入することができますが、せっかく行っても「当日券は完売しました」なんて言われちゃったりすることもあるので、できれば事前に購入しておくほうが良いかも。
各球団の公式サイトでもオンラインチケットを売っていますし、イープラスやチケットぴあなどのオンライン予約サービスも利用できます。また、セブンイレブンやローソンなどにある端末機から購入することもできます。詳しくは各球団の公式サイトで確認しましょう。
さて、売り場で「チケットをください」と言うと、スタッフさんに必ずこう聞かれます。
「内野ですか?外野ですか?」
そして、さらに、
「1塁側ですか?3塁側ですか?」と。
「…えっ、チケットって、どこでも同じなんじゃないの…?」と首を傾げているアナタに、説明しましょう。
スタジアムの客席は、大きく分けて「内野席」と「外野席」に分かれます。
内野席は、じっくり座って野球を見たい人向け。
立ち上がったり大声を出したりするのはご遠慮ください、というお願いが張り出してあったりします。
(試合が白熱するとそんなの関係なくなっちゃいますけどね…。)
外野席は、思いっきり選手を応援したい人向け。
応援団も外野席にいるので、トランペットや太鼓の音に合わせて応援歌を歌ったり、派手なパフォーマンスをしたりして、選手を鼓舞します。
あくまでも個人の意見ですが、最初はまず内野席がオススメ。
チームによっては応援パフォーマンスが激しすぎて(特にカープね。あと千葉ロッテマリーンズとか)、初めての人には何が何やら分からないままヘトヘトになって終わる、という状態になっちゃうかも。
まずは内野席からじっくり応援したいチームの雰囲気に慣れて、好奇心がわいてきたら次は外野席にチャレンジ、っていうのがいいかなー、と思います。
次に、「1塁側」と「3塁側」の違いについてご説明します。
多くの場合(※)、1塁側ベンチを主催側(ホームチーム)、3塁側ベンチを対戦相手(ビジターチーム)が使用するので、観客は応援しているチームの側に座ることが多いです。
(※楽天、日本ハム、西武のホーム開催試合はこの逆になるので注意)
例えば、横浜スタジアムでの横浜DeNAベイスターズVS広島東洋カープの試合で、カープファンがチケットを取る場合を例に挙げましょう。
横浜スタジアムはベイスターズの本拠地(ホーム)であり、ベイスターズが1塁側ベンチを使用しています。
ということは、ビジターチームであるカープは3塁側ベンチを使用します。
だから、カープファンなら3塁側の座席のチケットを購入したほうがいい、ということになりますね。
もちろん、1塁側で観戦することも可能ですが、周囲をベイスターズファンに囲まれた状態でカープの応援をするのは相当の覚悟が必要です、ってか精神的にキツイ(;´Д`)
また、「この席はホーム(ビジター)チームのファンオンリー、違うチームの応援グッズやユニフォームを着てはならない」と指定されている区域もあるので要注意です。
(応援団の方々が陣取っているあたりがだいたいそうです。)
また、特に値段の高いチケットもあります。
例えば、どの球場でも「特等席」と呼ばれる「バックネット裏」。
テレビ中継でバッターボックスの向こうにいつも映り込んでいるアレです。甲子園球場だと熱心なタイガースファンとして知られる俳優の渡辺謙なんかが座ってたりする場所です。
たいていは企業などが年間シートとして押さえていますので、一般の人が手に入れるのはかなり難しいです。
取引先から接待の席で「バックネット裏のチケットがあるんですが」と言われたらラッキーかも???
その他にも、各球場ごとに色々と工夫を凝らした席が用意されています。
マツダスタジアムにはなんと「寝っ転がって試合観戦ができる席」や「試合中にバーベキューを焼くことができる席」なんてものもあったりするんですよーヾ(o´∀`o)ノ
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