第11話
「ええーっ?な、なんで私が…!」
「もうバカ高い手付金を振り込んじゃったのよ!もったいないでしょうがッ!」
…相変わらず、お金が絡むと見境が無くなるわね、阿鬼ちゃん…。
「冗談じゃない!たとえ編集長の命令でも、繭ちゃんを傷つける人間は、この僕が許さないっ!」
「藤島…!」
「どうしても繭ちゃんを連れて行くと言うのなら、この僕を倒ぐがぶぁっ!」
「さー♪繭、行くわよ♪」
「いやああぁぁぁ……」
ずるずると引きずられて行く繭ちゃんの悲鳴が、どんどん遠ざかっていき…。
「…おーい、生きてるー?」
後に残されたのは、つぶれた蛙のように倒れているみっちゃんの無残な姿であった…。
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