第14話

要も一緒に行きたいと言ったがそれは断った。

こういう時は男だけで飲みたいものだ。

空野も考慮してくれて要をなだめて会社をでた。


居酒屋につくと飲み放題で入ってビールをジョッキで三杯一気飲みした。


「おいおい。そんな飲み方してたら潰れるぞ」


空野は僕を心配しながらハイボールを飲んでる。


「いいんだよ。飲み放題なんだから」


そしてまたビールをジョッキで頼んで一気に飲み干す。


「荒れてるねぇ。そんなに移動が気に入らんのかい?」

「そりゃそうだろ。いきなりファッションだぞ!?俺に何を求めてんだよあのハゲ」


あららハゲとはと空野も苦笑いだ。


「確かにいきなりすぎるけど会社ってそんなもんでしょ?もう少し気楽に考えてみたら?」


それが出来たら苦労しないわ!!とまたビールをジョッキで頼む。


「お前酒弱いんだからその辺にしとけー。それかまだ飲み足りないならペースを落とせ」


空野に言われ一気飲みをやめた。

確かに僕はお酒に弱い。明日も仕事だから気にかけてくれてるのだろう。

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