第2話この家の事
この世界に来て、1週間が立った。どうやら、この家は、どちらかと言うと裕福な方に分類されるのだろう。
外に見える家は、数件しかないがそれにくらべてはるかに大きい。
お城などとくらべると、いかにも庶民と言った家だった。
(どうやら俺の名前は、ベルリック・フリンギラと言うらしい。俺の母親や父親らしい人たちは、ベルと言ってるけどね)
「ベル~。ベル。何処にいるの?」母親らしい人は、綺麗な声で読んでいた。
俺は、その声に抗うように別方向に進んでいた。家の構造や家具などを見ると、本当に異世界に来たと言うことを改めて再認識させられた。
(何より、基本の明かりが日光やロウソクを使っていること。壁は、セメントではなく何かそれに近い物で作られている事。そして、一番は家電がないこと!)
家電が無い。これが何よりの証拠だった。
(何よりまだ、ハイハイしか出来ない赤ん坊だ。これから、体も出来上がってくるだろうし。この世界の言語も覚えなければいけない。考えれば考えるほどに、ますますこの世界のことが楽しみになってくる。)
俺はこの世界のことがさらに好きになった。
事故で転生したら意外と自分にあっていたのでここで新しい生活をスタートさせる~ @amedamann
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