事故で転生したら意外と自分にあっていたのでここで新しい生活をスタートさせる~
@amedamann
第1話転生した理由
ピーポーピーポーと大きな音で鳴り響く救急車のサイレンが響いていた。
「10代男性、車に跳ねられ意識不明の重体!」
俺は、死んだのだろうか。まだ17歳で死にたく無い。まだもう少し行きたかった。
ピーと言う、電子音が響いた。
(んぁ、明るい。助かったのか?)
眩しさを感じ、目を開くと目の前には金髪の美人な外国人がいた。
(誰だ?この人?)
「・ー・ーー・ー」
声がするまで、その存在に気づかなかった。もう一人は、茶髪の若いイケメンな男性だった。
(彼氏?いや、夫婦か。)
俺は、なぜこの夫婦の真ん中に挟まれているのだろうと思った。
(この状況は、どう言うことだ?)
俺に、外国人の親戚などいない。それに、金髪で美人と言ったらもっといないだろう。
「・・ーーー・ー・」
ちゃんと声を聞くまで、俺は気づかなかった。発音はどことなく英語に近いが、明らかに英語ではなく、喋っている言語は全く聞いた事が無い言語だったのだ。
良く自分がいる部屋を観察して見ると、電気ではなくロウソクで明かりを灯し。お金持ちが持っていそうなベットの上で、金髪美人に抱っこされていた。
俺は、この時初めて気づいた。
自分が元いた世界ではなく。日本ではなく。
異世界に転生したと言うことを。
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