第10話 TRPGを思い出す話
TRPG、つまりテーブルトークロールプレイングゲームの略称じゃな。ワシもかつては友人と集まってよくやったものじゃよ。
今ではネットでメンバーを探せるし、集まらなくても各自自宅で遊ぶ事ができる。しかしワシが若い頃はそんな物は普及しておらず、誰かの家で集まるか、どこかの会議所等を借りて遊ぶしかなかったんじゃ。
そして今もじゃが、昔も様々なTRPGがあり、そしてルールブックが高かった。基本ルールが何千円もして、それに次々と発売されるサプリメント等を合わせたら、6ケタになるのが普通じゃった。
しかも田舎には取り扱う店はほぼ無く、ワシよりさらに昔のボックス版等は存在そのものを知る事すら無かったんじゃ。
そんな中で発売されたソードワールドとガープス。文庫本だったこの二つが普及されたのは、当然じゃろうて。
これより他にも『央華封神』や『HT&T』に『マギウスシリーズ』、色々あったんじゃがやはり一番最初に文庫本で作られた、つまりパイオニアは強いんじゃ。ワシも一番遊んだのはこの二つじゃな。
歳をとると色々と事情ができて、集まるのが難しくなるんじゃ。だからできれば若い時に遊んだ方がいいと、ワシは思うんじゃよ。まあTRPG関係を仕事にしたらそうではないかもしれんが、難易度はかない厳しいと思うんじゃ。
ワシが遊んだのはいつだったかのう……。SW2.0じゃったと思うんじゃが、誰の家だったか。集まる機会もすっかり減ったしのう。
あと集まると、ついつい酒になってしまうんじょうなぁ。酒が無ければ戦は出来ぬとワシだけが言っているんじゃが、違わないとか思わんかのう?
もういっそ居酒屋で集まって遊びながら飲むかのう、やっぱりだめかのう。TRPG居酒屋、調べたらありそうなんじゃが、やっぱり無いのう。
まあ、酒を飲んだらTRPGはしない方がいいに違いないし、無いのは当然といえば当然か。
もういっそ、次にゲームに集まるのは年金暮らしになってからと提案してみようかのう。その頃には、暇ができているはずじゃからのう。
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