糸への応援コメント
拝読させていただきました。とても面白かったです。人称の固定された物語は登場人物に没入しやすいですが、ふとしたときに現実に戻ってしまったりします。この作品の場合は細かな心情や身の回りの細かな風景や動作がうまく読み手を作品に留めているなぁと感じました。要は没入感がものすごかったのです。
鬱々とした、なかなか説明のつかなさそうな彼女の感情がとても伝わって来て。
随所に見られる温度の描写もとても好みで。
素敵な読書体験でした。ありがとうございました。
作者からの返信
島本さん、こんにちは。
私は面倒臭い子を書くことが多いのですが、杏里は今まで書いた中でも断トツで面倒臭いです。方向が定まらない彼女の足取りはそのまま彼女の思考で……。
正直読みにくい話を書いてしまったなあと思っていましたので、没入感がすごいと仰っていただきとても嬉しいです。゚(゚´ω`゚)゚。
こちらこそ励みになるお言葉、そしてお読みいただき誠にありがとうございました!
糸への応援コメント
ふふふ、めんどくさい女の子。
すごく勝手に思うのですが、恐らく彼女には10万ページを越える取説があって、幾ら読んでも自分の操作方法がわからなくて、でも彼が「こうだ」と実際に動かして見せると理解出来たみたいな。
とってもまどろっこしい戸惑いが幾つも幾つも重なって、そんなめんどくささが愛おしい物語。面白かったです。素敵な時間をありがとうございました。勉強になりました( ;∀;)
作者からの返信
福山さん、こんにちは。
いやー本当に面倒臭いですよね。
私も書き終えてから、なんて面倒臭い生き物を書いたんだろうと愕然としました。
多分彼女の取説には、目次があったんだと思います。でも一ページずつなぞっている内に段々と何を読んでいるか分からなくなって。気が付いた時には目次の場所さえ分からなくなってしまった。それでも彼女は取説を捨てられなかった。でもそんな彼女だから、彼は放っとけなかったんだと思います。
「何してるのきみは。本当に馬鹿だね」って……。
こちらこそ素敵素晴らしいレビュー、本当にコメントありがとうございました!
(まさかこんなグダグダしている子にレビューをいただけるとは思わず、外出中に声を上げそうになってしまいました。本当に嬉しかったです。ありがとうございました。゚(゚´ω`゚)゚。)
糸への応援コメント
槙野 光さま
こんにちは。
頭をがん、と殴られた気分です。これ、すごいですね。テンポよく進むリズミカルな文章。それはまるで「私」を取り巻く世界が、コマ送りのように、とん、とん、とんと進んでいくのを表しているようでした。
私、わたし、ワタシ。杏里、あんり、アンリ。
動脈血が次々と枝分かれしながら体中に押し出され、無数に分岐した毛細血管を流れ、静脈血と名を変えて再び集まり、心臓に戻っていくように、ばらばらな私の心も、支離滅裂に見える行動も、絡み合って収拾がつかなさそうな思いも、すべては繋がり、同じ方向に向かって流れていく。繊細な葛藤の表現も構成も見事で、もう何度もため息をつきました。
読ませていただき、ありがとうございました。
作者からの返信
佐藤宇佳子様、こんにちは。
まさかお越しいただいた上、褒めていただけるとは……。嬉しすぎてコメントを十回読んでしまいました。ありがとうございます。
「糸」は、自己受容と人と人との繋がりを描いたお話です。
杏里は彼が言うようにとても面倒臭い子ですが、大学生という子供以上大人未満の心は、恐らく誰しもが不安定で、出口の見えない迷路に自ら足を踏み入れがちなのではと思っておりまして……。杏里ほど面倒臭い子は稀有かもしれませんが、人と人との繋がりが「私」を形造るのだと、そう思います……。
この度はお読みくださった上、とても励みになるコメント、本当にありがとうございました!