伊集院家の日常
マツ
★ヤヤ子、爆誕★
伊集院家の一人娘としてヤヤ子が産声をあげたのは今から16年前。
予定日より1週間近くたった真冬の月曜日でした。
明け方、強烈な便意をもよおすも出ず…いつもと少し違う鈍痛に陣痛だと確信してから病院に電話をしたところ、「まだ規則的な陣痛もきてへんし、初産やからそんなすぐに産まれへんやろー。追加のお金勿体ないから外来始まる9時においでやー」と病院側から経済的に有難い助言をいただき。
それなら父親が送ってくれた荷物受け取ってから病院行こうとのんびりしていた結果、10時に家を出発し病院へ着いたときは子宮口6センチ開いてました。
直ぐ様車椅子に乗せられ陣痛室へ。
病院到着し、2時間40分後にはヤヤ子を無事出産。
更にその3時間後には、病院へ来てくれた義母へ挨拶をしに点滴をつけたまま歩いて行ってビックリした義母にベッドへ追い返されました。
なんやかんやとそれなりにドラマもありましたが、それはまたいつかの機会に。
付き合いが始まってから6年目にして授かった一人娘。
それはそれは恐ろしい程の愛らしさでして。
区の3ヶ月検診に旦那が同行した時のこと。
普段可愛いを連発している私とは違い、そこまでデレデレしていないと思われた旦那。
検診の帰り道にボソッと。
「あのさ…ママ子ちゃんは声おっきいからさっきは言われへんかってんけど」
「ん?どうした?」
「俺、ずっとヤヤ子が可愛いって思ってて。自分のこと親バカやなーって思っててん」
「うんうん」
「でもさっき検診行って色々な赤ちゃん見て思ったわ。やっぱりヤヤ子は可愛いから、親バカじゃなくて当たり前の感覚やってんなって」
そこーーー!
ほんまそれ!
ヤヤ子が可愛いのは親バカではなく、ごく普通の感覚なのです。
もう誰が見ても可愛い!(はず!)
「そやろ!?な!?いつも言ってるやん。ヤヤ子可愛いねんて!」
「ほんまやな!ヤヤ子めちゃくちゃ可愛いな!」
きっと、今日はどこの家庭でもその話題で持ちきりだろう。
うちのコが断トツで可愛かったわぁ〜、って。
ベビーカーを覗き込む親バカが2人。
中には超しかめっ面のヤヤ子♡
どんな表情もかっわいいよ♡♡
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