おまけ2
あとがき
この物語はフィクションです。実在の人物、団体、事件とは一切関係がございません。
先ずは謝辞を。最後まで本作をお読みくださった皆さん。本当にありがとうございます。
もし皆様に本作を楽しんで頂けたのなら幸いです。
励みになりますので、感想、いいね等、よろしければお願い致します。
もしまたこうして作品を通してお会い出来ることがあれば、その時もよろしくお願い致します。皆さまの人生にいい読書ライフを。
十六夜つくし
※ここからは、作者の駄文が始まります。興味のある方だけお読みください。
すぅ。好き。この終わり方もいいなぁ。
最後の赤堂さんは、どんな気持ちでああ言ったのか。もやもやが残りながらも、嬉しいような、自分の言葉を使われて気恥ずかしいような、改めて、ここに居ていいと、一緒に過ごしても良いんだと念を押してくれたような、色んな気持ちの混ぜ合いになっていると思います。
そしてこれから、きっと彼女らは副会長の動機でも考えながらまた2人でわいわいとやるのです。
いいね。好き。
すみません。気持ちを切り替えます。
さて、『尾緒神くんと被せられた罪』いかがでしたでしょうか。
自分で言うのも何ですが、変な物語を書いたなーと思います。
というのも、本作は最初ミステリー風味に描こうとしていたからです。最初期作『尾緒神くんと存在しない友達関係』の雰囲気をもう一度描きたく、かなり参考にしながら書き始めていました。ところが、毎度のことながら私自身の力不足を凄く感じまして。このままミステリーとして仕上げてしまっても、自分が読んでつまらないと思ってしまうものしか書けないと思ってしまったのです。
苦心の後、ジャンルは人間ドラマとして仕上げたのが本作であるのですが、読み返してみるとやっぱり変な作品だな~と思ってしまった次第であります。とはいえ、私の好きなように完成させることは出来たので、書き終わりの感想と致しましてはかなり満足です。
私はきっと、こんな変なお話を求めていたのかもしれません。
ジャンルを決定したあと、まず決めたのはテーマでした。前作『尾緒神くん、体操服を貸す』では「友達なら細かいことは気にするな」としたのに対して、本作では「気にするなと言われても」をテーマにしようと、人間ドラマにジャンルをシフトした私はかなり捻くれた気持ちでそれを決定しました。
なので本作では、未だその柵みから抜けられず、気にしてしまう尾緒神くんと、自分でそう言ったのにも関わらず、尾緒神くんに気にするなと言わせてしまう赤堂さんを描くことに注力しました。
とはいえ、バッドエンドな空気感は苦手なので、そうはならないように全力を尽くしました。
私は、尾緒神くんと赤堂さんの、あの不器用な関係性での空気感がとても好きなので、「気にすんな」が出来てないから悪いとかではなく、そう言っているけど出来てなくてそわそわしてしまう2人というものを描きたかったのが本作な訳です。
それを放送設備の鍵事件を通しながら描けたのではないでしょうか。「気にすんな」を意識しながらも、友達の為にと考えてしまう尾緒神くん。その言葉を間に受けるなら、最初に事件の真相を俺は見たと明かすべきだったのでしょうか。
殺人事件や、二次被害の及ぶ重大な事件であれば、早々に目撃者として名乗り上げるべきではありますが、本作はそうではなかった。証拠も持っている尾緒神くんにとって、この事件はそれほど脅威なものでもなかったのです。
普段な彼なら早々に真実を打ち明けていたでしょう。ですが、今回は傍らに「一緒にこの謎に立ち向かおう」と目を輝かせる友達がいた。そんな時、いや、事件は既に解決している。なざなら、俺が見てしまったから。なんてつまらないネタバレが出来なかったのが彼であるのです。
皆さんならどうしましたか。
個人的には、最初に言ってしまう方が大体なのではないかと思っています。厄介事は、早い段階から追っ払っておいた方が楽ですし。
でも、それが出来なかった人間がいた。そんなことで悩んでしまった人の物語が本作である訳です。ここで私は、最初の『尾緒神くんと存在しない友達関係』の雰囲気を出せたのではと思っています。まあつまり、他の人から見れば、そんなことで悩むの?というお話になっているのではないかということです。
ミステリーが出来なかった変わりといってはなんですが、それだけでも残したかったのが本作の全体像なのでした。
さて、本作語りもこのくらいにして、ここからは今後について少し書きたいと思います。いつもの、書くかどうかは分からないけど病です。
とはいえ、いつもと大体同じです。
次は別の物語を書くかもしれませんし、また尾緒神くんと赤堂さんのお話を書いてしまうかもしれません。
今の所は、後編+として
・副会長の動機を考え合う2人のお話(現在は最終話に変更されてます)
・生徒会長と尾緒神くんの事件後の会話
などのちょっとしたアフターエピソードを書けたらいいのかもな。なんてことを考えています。私が、つまらない、ありえない、小説じゃなくて設定語り、もしくはただの解説文、破綻していると切り捨ててしまった部分のお話ですね。
人間ドラマだけじゃなくて、謎にも興味を惹かれたよ。と仰ってくださる方がいらっしゃれば、つまらないものになってしまうかもしれませんが、あともう少しだけお付き合い願えますと幸いです。
それとは関係なく、普通のお話もぶっ込むかもしれませんが。
とはいえ、今年から創作にあまり時間が割けなくなってしまったので今まで以上にペースは落ちてしまうと思います。
それでは、今回はこの辺りにしておきます。
改めて謝辞を。ここまで本作と作者の駄文をお読みくださった皆さん。本当にありがとうございます。いいねが貰えずとも、pv数が1つ付くだけで私は大喜びするので、本当に感謝しています。
それではまた。ご縁があれば、その時もよろしくお願い致します。
十六夜つくし
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