幽鈴と千年に一度だけ咲く花
神木 ウタ
第1話 はじまり
人の才を開花させるには『自分』と『自分』が必要だ。
要は『自分』が必要不可欠だ。
人は『自分』の為にしか泣けない生き物らしい
誰かの為に泣く事は『不可能』だという
だとしたら、人を愛すること自体、不可能と言う事になる
その不可能を可能にするには、0.000…,1%しかなかったとして
もしもそれを可能にしたら、人はそれを『奇跡』と呼ぶ
…私はそれを『奇跡』だとは思わない。
それは『才能』であって『自分』で起こすものだと、私は思う
不可能を『可能』に変える事ができたなら、人は『才の塊』だ
そして、人は誰かを愛せる生き物だ
誰かを愛せる人間の可能性は『無限』大である
人間は、誰もが『才』を咲かせることができる
化け物だ
人は皆、山や海と自然に囲まれ、誰かに愛し愛され、生まれた罪へと 抗う…。
我は問う。その生まれた罪と、人を愛した罪は、同罪ではなかろうか…。
その罪が消えないのであれば…
私は雨となり、地に堕ちて、消えてしまいたい。
千年も昔、薄紫に染まる空の下に、どこまでも広がる湖の国があった。湖の水は透明に透き通り、天からの光を水面に映し…中を覗けば魚達が踊る様に泳ぎ、月が空に浮かぶ時には、湖にも同じ様に月が浮かんだ。其の国は『水ノ国』と呼ばれた。それは、それは…誰もが心を清められるほどに、美しい国だった。
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