勇者しゅんの冒険
しゅん
第1話
「困ったことになったな」
そう呟いた。
そう、勇者であるはずの自分が生活に困っているのだ。
「なぜだ、なぜ自分だけこんな目に」
と言いたくもなる。
溯ること二ヶ月、仕事を失った。
自分は器用な方でなく、人間関係に苦しんで、仕事を失った。
ぞくに言うニートである。
現在の所持金は7万、これで月末まで過ごさなければならない。
来月は仕事も入りそうなんでそれで何とかなるだろう。
その前になぜ自分が勇者なのかと言うと、小さい時にプレイしたドラクエ5で主人公の息子を名付けなければならない時に、しゅん、と名付けたからだ。
それ以降、なにかに名前を付けなければならない場合、しゅん、と名乗っている
今ドラクエ3リメイクの主人公の勇者も、しゅん、と、名付けている。
割と気に入っている
さて、1週間に遡ると派遣会社の社員として働いた自分は割と器用にこなしていた。
社員である、デスピサロとも上手くやっていた。
しかし、ボストロールのおば様がラインを上手く流さない。
そして「あんた、昔、一緒に働いたことあるよね?」
と聞いてきた。
なんだよこのボストロールは!勇者の自分に馴れ馴れしい。
きちんと自分の仕事をしてくれ!
そんな事を考えながら仕事をしていると、
社員の竜王が
「ここはこうやるんだよ」
とうるさい。
自分は頑張っているのにこの仕打ちはキツい。
早く家に帰ってドラクエ3リメイクをしたい。
ゆっくりテレビを見たい。
そんな事を考えながら作業していると
ミスもしてしまう。
勇者の試練だなと考える。
休憩は挟むが良くない職場だ。
早くこの作業を辞めたい。
そんな事を考えていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます