第2話
▶︎主要な登場人物や用語の説明
《登場人物》
【レフ лев】
見た目:黒髪、黄緑眼、つり眉、つり目、短髪
身長:175cm
服装:シンプルな服装
薔薇の呪いにかかった青年。
8歳の時に起きた事件で茨塗れになったところをアレクに助けられたが最初は自分を酷い目に合わせるに違いないと疑っていた。しかしアレクの陽気な性格に惹かれてだんだんと心を許しやがてかけがえのない存在になる。
ある程度社交的ではあるが内心人を疑う癖がある。
美人に弱いことを自覚しておりその事について恥じている。
手先は器用で生まれる前から植えてある庭の薔薇の世話やDIY、プログラミング、料理など何でも器用にこなす。
魔力も18歳の頃にはアレクと同じぐらいの実力がついている。
家族は盗賊に殺されてしまったが唯一親戚で叔父は生きているので海外で仕事をしている叔父が心配してよくテレビ電話で連絡をしてくる。
【アレクサンドル Alexandru】
見た目:赤髪、青眼、普通眉、垂れ目、耳が隠れるぐらいの髪の長さ(人間に化ける時に尖った耳を変えるのをよく忘れるのでこの髪型に)
身長:174cm
服装:ゴシック系の服装。サバトの時は普段よりフリル多めの服装
愛称はアレク。
吸血鬼であり魔法使いである青年。
人間を捕食する為顔は美人(ただしレフと同居している間は通販で廃棄処分された医療用血液を買ったり庭の薔薇を食べてる)
レフを最初は妹を返してもらうために師匠に捧げる生贄として10年間監視していたつもりだったがレフのことを知るうちに同じ境遇に感情移入してしまう。最初は冷たいがなんやかんやで優しいレフが好き。
おっちょこちょいなところアリ。
日傘をさしながらの日光浴と庭に生えている薔薇の砂糖がけを食べるのが大好き。
人間の食べ物は一応食べれる。
怪我を隠したり具合が悪い時ごまかす癖がある。
実の親と兄弟が殺されてしまって以降信頼できる人に依存気味になっている。
【師匠】
見た目、服装:黒いベールを被り、黒ずくめのローブを着ている(顔は見えないがベールからはみ出た長髪の赤髪は見える)
身長:2m
吸血鬼兼魔法使い。性別不詳な見た目をしているアレクの魔法の師匠である。偽名をよく使っている。アレクの妹以外の親や兄弟を殺した本人。アレクと妹のレナータのみを生かしたのは「顔が良かったから欲しかった」だけである。レフを18歳になってから生贄として食べようとした理由は「未知なる力のある薔薇が美味しそうだったから、10年熟して食べたかった」らしい。普段はルーマニアの国民の館(かつての独裁者の大統領が建てた世界で2番目に広い宮殿)で暮らしており東欧統括魔導士の肩書を持っている。アレクにフリルが多めのゴシックな服を着せているのは師匠の趣味。
【レナータ renata】
アレクの妹。赤ん坊の頃に師匠に家族を殺され、後に師匠の姉である「ツララの魔女」に連れて行かれる。アレクの5歳歳下。
《特徴的な用語など》
【ストリゴイ】
ルーマニアで伝承される吸血鬼。赤毛で青い眼をしており、心臓が二つあるという。
【バラウル、バラウル〜(ここに意味するラテン語系の言葉が入る)】
アレクとレフが使う魔法の呪文。
アレク曰くアレクの親と兄弟意外に使った魔法使いを見たことないのでこの呪文はマイナーらしい。
バラウルの意味はルーマニア民謡に出てくる伝説の竜。
【薔薇の呪い】
レフが紅い液体を飲んでかかってしまった呪い。その紅い液体はかつてレフの叔父と父がオカルトの旅から帰ってきた時にものすごく性格の悪い薔薇の妖精に貰ったものである。しかし使い道が無かったので倉庫に置きっぱなしだった。
身体から茨が出たり、薔薇の花を出すことができる。
敵(盗賊、師匠など)に襲われた場合、触手状のウネウネした茨になり籠状に茨を編んで自分を守ったり、相手に巻きついて動けなくしたりできる。レフは時が経つにつれてコントロールできるようになった。
実は最初に薔薇の呪いにかかった時に心臓が破裂していたがストリゴイであるアレクには心臓が2つあるので独断でレフに心臓を移植したのはレフは一切知らない真実である。
【茨の家】
薔薇の呪いのせいで家が茨まみれになったので最低限住めるようにある程度茨を取り除いたのだが未だに茨が巻きついているままである。
ちなみにレフとアレクの家はブルガリアのルセの町外れにある。
【ブルガリア】
レフとアレクが住んでいる国。ブルガリアはヨーグルトが有名な東欧の国だが、世界最高峰のバラの産地として有名。レフが薔薇の呪いにかかったのもこの風土が関係している。
【ルーマニア】
アレクの故郷。ドラキュラや魔女が有名な国。魔女が職業として認められている。
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