男女の狂愛ではなく、竜と、人間の男の、狂愛。竜は、人にけっして従属せぬもの。男は、それに、惚れた。必ず、従属させたい。どんな手をつかっても。何を竜に与えることになっても。強い感情。そして、その、従属させるという行為、竜に餌をあたえる、という行為が、「すさまじさ」を伴います。それは血の味がする。おもしろかったです。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(106文字)
決して交わることのない人間と竜。そこには命を懸けてまでの狂おしいほどの愛の姿が。読み進めるうちにその迫力と愛の深さに心を揺さぶられます。それは執着なのか、独占欲なのか、敬愛なのか、絆なのか……。まさに狂愛でした。是非、ご覧ください。
すごいお話。人と竜との間には愛があるねん。そやから、いつかその全身を捧げるときがくるとわかっていても、やはり竜を我が物にしたい。 そばに置いておきたい。そこまで執着させる竜。恋愛もので「命を懸けて…」とかよく聞くけど、彼氏、彼女にそこまででける?異世界物の話苦手やと言うてるそこのあなた(オカンのことでした)この話は、恋愛ものと遜色おへんて。いやそれ以上やわ。この愛には脱帽。参りました。
すごく面白かった!!そしてかっこよかった!!そうか、こういう形の愛もあるんだね、って。それは生半可なものではなく、狂おしいほどの執着。深い敬愛。誰にも譲れない、独占欲。あまりのかっこよさに、2回連続で読んだほどです。是非、沢山の人に届きますように!!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(110文字)
人には決して従属できないと言われる竜に魅せられた魔獣使いのとった方法は……。執着、狂愛。人と竜という交わることのない種の間に生まれた、これもひとつの愛のカタチです。2,000文字に満たない物語の中で、その迫力に圧倒されます。是非、読んで頂きたい作品です。おススメします。
魔獣に従属契約を課そうとする人間と、それを跳ねのけようとする気高い竜の攻防を描いたファンタジー掌編です。命をかけたやりとりと、それを越えて結ばれる絆が熱い!ぜひ、種族を越えたバディ物が誕生する瞬間に立ち会ってください!