ロボコンのシンデレラ

猫田33

第1話

 昔々、とても気が弱く心優しい少年がおりました。その少年は、幼い頃に母を亡くし優しい父と一緒に暮らしておりました。

 ある日、父が再婚し少年に兄が二人出来ました。少年は、家族が増えることを喜びましたがしばらくして父が亡くなると環境が一変しました。

 実は亡くなった父に借金があり、月々一定の金額を借金取りに返済しなければなりませんでした。借金がわかったその日から継母の態度が変わり、少年に1日のノルマを与えノルマを達成出来ないと食事を出してもらえなったのでした。

 さらに悲しいことに日々薄汚れている少年を見ていつしか灰被りシンデレラと呼ぶようになりました。


「シンデレラ! 今日のノルマのコードとコネクタの圧着1000本は終わったのか!」

「はい、あと少しです」

「繋げただけじゃだめなんだぞ! コードの通電確認しないと後でクレームがくるんだからな。うちみたいな手作業の弱小なんて一気に潰される」

「兄貴、半田コテで火傷した」

「またかよ。毎回危険予知KYしろって言ってるだろ。シンデレラ、こいつの分もやれ」


 長男は、文句を言いつつ次男の火傷を治療していく。シンデレラは、次男の分も任されて今にも泣きそうです。


「息子達いい知らせよ! 王宮でロボット舞踏会が開かれるわ。優勝したら賞金500万と城で技術者として雇ってくれるそうよ」


 城勤めとは、夢のような響きだ。国が傾かなければ安定して収入が得られる。でも収入がどのくらいの金額かは定かではない。


「ロボット舞踏会ってことはロボットを踊らせるってこと?」

「そうよ! あとこれ3日後にあるから徹夜で製作よ」

「イエス、マム!」

「私は艦長じゃないんだからお母様と呼びなさいって何度も言っているでしょうが!」


 義兄達の声に継母の怒声で返す。こんなんで大丈夫だろうかと考えつつ大人しいシンデレラは、作業を続けるのでした。




 それから三日後の昼にロボットが完成しました。この三日間は、戦場のようにひどいものでした。


「完成したわ。名付けて…カーレン!」

「ストップ母さん、それって赤い靴の主人公の名前だろ。死ぬまで踊り続けるって恐いんだけど」

「俺も嫌だから却下。違うのにして」

「ぶー」


 拗ねる継母をよそに長男の案である、ロボットの名前がシュリットに決定した。


「ところでどうやって会場まで行くの?」

「もちろん車よ。だからシンデレラは留守番ね」

「なんで!? 車4人乗りでしょ」

「ロボット乗せたら4人で定員オーバーなのよ。だから留守番。今日は、ノルマを終わらせたら好きにしていいわよ」


 シンデレラは、継母のその言葉で残ることにしました。継母達を見送ったシンデレラは、いそいそとノートパソコンを取り出しておりました。今日はゲームのメンテナンスが終わってイベントが始まる日だからです。


「私は心優しい魔法使いです。シンデレラ、舞踏会へ行きたくないか?」


 ノートパソコンの電源を入れるといきなり現れたのは、非常に恰幅の良い脂ぎった男でした。魔法使いの手には、似つかわしくない可愛らしい装飾の杖があります。シンデレラは、魔法使いと言い張る変質者かと思いましたが戸締まりはしっかりしていたので魔法使いでなければ入れないでしょう。


「今日はこれ以上ノルマがないし、水曜日だからヤダ」

「ヤダじゃねぇよ。話が続かないから言うこと聞けよ。ゴラァ!」

「ひぃぃ!行きます。行かせてください」


 ヘタレなシンデレラは、魔法使いの怒気に押され舞踏会に行くことになりました。でもシンデレラは、舞踏会に出場するためのロボットもロボットを作るための材料もありません。


「そこで私の出番なのです。この魔法の杖を振るとロボットの材料とそれを手伝ってくれる助手が出来ますよ。サイン♪コサイン♪タンジェント♪の戻り値はラジアン~」


 魔法使いが呪文を唱えると杖から眩い光が溢れだし部屋を包む。光が収まるとそこには、ロボットを作るのに必要な材料と三人が現れました。


「知識なら任せろ! ノート」

「熱い絆を作るよ♪ コテ」

「君の第二の手! ペン」

「「「3人合わせてツクルンジャー!」」」


 やけに煩いなとシンデレラが見回すといつも使っているノートパソコン・半田コテ・ラジオペンチがない。まさかこの恥ずかしい連中が自分の道具なのかと絶望する。


「五人でやればなんとか間に合うだろ。やるぞー!」

「「「おー!」」」

「おー?」


 シンデレラは、四人のテンションに引きずられながらも作業を始めるのだった。




 ところ変わって舞踏会が開かれる城の一室で王様とその一人娘の王女がお茶をしていました。しかしその雰囲気は険悪で能天気な宰相以外誰も近寄りません。


「親父、舞踏会なんてどーいうことだ」

「そろそろ婚約者くらいいないと無能な貴族達が息子を婿になんて言ってきていてね。だから舞踏会参加者に良さそうな人がいたら言ってくれると助かるな。あとそのついでに技術力の高い人間を城で囲むことにしたんだ。やはり文系だけだと意見が固まってしまう」

「なんていうのは、建前で嫁遅れの姫がいて外聞が悪いだけだったり」


 宰相の言葉を王女は、鋭い睨みで返した。この宰相の頭は、悪くないのですが心臓が超々ジュラルミン並みに頑丈で他人の地雷を踏んでも全く問題ないのでした。


「現場の声も入れようってか?やってることには賛成するが俺を巻き込むな」

「姫これは、譲歩した内容なんだよ。本来なら結婚しろと言いたいところを婚約にしているのだからね」


 王女は、王が言いたいことがわかりましたが腹立たしく黙ったままでした。王が言っていることは、正しいが王女は政治に携わっていたかったからです。そのため婚約者は、非常に邪魔でした。


「わかったよ。選べばいいんだろ」




 睡眠不足の頭を栄養ドリンクで補いあくせくと作り続けた結果やっとロボットが完成しました。材料と手伝ってくれた人物?のお陰か継母達と作ったロボットよりも性能が高めに出来ました。


「さぁ、シンデレラ。このロボットで舞踏会に行くのです」

「城まで行く方法がないんだけど?それにこの時間じゃあ間に合わないよ」

「間に合いますよ。あぁでも、その格好じゃ駄目駄目ですねぇ。アークサイン♪アークコサイン♪アークタンジェント♪の戻り値もラジアン~」


 杖の光がシンデレラを包みその光が消えるとシンデレラの姿が変わっていました。


「なんでゴスロリなんですか!しかもミニ!」


 純白の衣装には、たっぷりとフリルがつけられ足にはニーハイを履いていました。しかもたまたまあった鏡を見ると女物のズラをつけられ恐ろしいことに似合っているのです。


「ロボットの服装も色違いのお揃いにしておきました。あとそのウィッグがロボットの制御を行わせるものだから外さないでね」

「お揃いにしなくていいから! 僕の服を返してください」

「用意が整ったので行きますよー。乗ってください」

「えっ、コレ!?」


 シンデレラの目の前には、信じられないものがあったのでした。




「ふぅ、つまらない」


 王女は、審査員席で溜め息をついていました。三日間という短い期間だったせいか完成度が低く面白みにかけます。たまにある面白いことといえば踊っている最中にバラバラになるロボット、ボタンを押したのに動かず爆発炎上したロボットがいたことだろう。


「ふむ、やはり大きな企業が出すロボットはよく出来てますね。動きが一般のものとは一線をかくします。とくにあの関節は3Dプリンタで作ったんじゃないですかね。一般ではまだまだ高価で小さいものしか作れませんから企業ならではでしょうね」

「金と技術にものを言わせたってことでしょう。当たり前の結果ですね」

「王城勤めというよりも企業アピールが目当てといったところでしょう。面白く無いわ」

「個人だとあれがいい感じですね。しかも出してる製作者三人のうち二人が若い男ですよ。あの二人にしときません?」

「ヤダ、片方はなんか地味だしもう片方は神経質そう」


 若ければだれでもいいわけじゃないのをよくわかっているのは、お前だろうと王女はため息をついたとき会場がざわめきだした。会場へ視線を戻すと皆同じロボットへ視線を向けている。


「なんて可愛らしい!」


 その人形は、5,6歳くらいの子どもの人形で黒いゴシックドレスを着ていた。その動きはまるで本当に人間が踊っているかのように、滑らかでかつちょっとした仕草が可愛らしかった。他の参加者もそのロボットに興味を示したりどんなプログラムで動いているのか議論しているようだった。


「あのロボットなんかムカつきますね。私の方がマスコットにふさわしいのに」

「お前…そんなふうに思ってたのか?」


 宰相の発言に王女が唖然となりながらそのロボットの製作者を探すことにした。参加者の人数が多いので苦労すると思ったが、ロボットと同じデザインの色違いの服を着ていたから簡単に見つかった。そしてその製作者すらもなんと可憐で可愛らしい。

 会場にいるのがだいたい男性が多かったのでその姿は非常に目立った。話をしてみたくて席を立つ。


「あれ? 王女様、王女様!?」




 シンデレラは、移動のショックにいまだ立ち直れていなかった。なんせ生まれて初めてジェット機に乗り、突き落とされる形で地面に下ろされた。パラシュートを着けられたがそういう問題ではない。本当に死ぬかと思ったのだ。

 そういえば突き飛ばされる直前に魔法が解けるっていっていたような? 魔法が解けたらあのロボットが止まるのだろうか。


「なんか視線を感じるような…?」

「失礼いたしますわ。あのロボットを製作したのはあなたなのかしら」


 シンデレラに声をかけてきたのは、ゴージャスだが品のいい女性だった。出来る女というオーラが滲みでている。正直話しかけられてすごくびびっていた。


「まぁ、はい。製作者の一人です」


 女性は、シンデレラがそう言うとさらに笑みを深めてくる。女の格好なので出来るだけ高い声をだしたのがよかったのだろうか。女装の変態と思われていないようだ。


「素敵なロボットね。どうやって動いているのかしら」

「それは…」


 それから楽しく女性と次々話をすると12時を五分前とする時間になっていた。シンデレラは、あと五分で魔法が解けてしまうと女性に別れを告げてロボットを回収しに向かう。幼児サイズなので非力なシンデレラでもなんとか抱えあげ入り口に行く。


「お待ちになって!」


 女性の声が聞こえ少し名残惜しい気分になるが魔法がとけたらどうなるのかわからないのでひたすら逃げる。


「あっ」


 慣れないヒールで転んでしまい体を強く打ってしまった。体が痛くてとてもではないがロボットを持って走れない。仕方なくロボットをその場に放棄し城から逃げ出した。


「ここまで来たら追って来れないよね」


 逃げている最中に十二時になり衣装が元のボロ服に戻る。お陰で走りやすくなり城からの追っ手から逃れられたのだ。


「終わっちゃたなぁ。名前がわからないけどあの人と話すの楽しかったのに」


 でも魔法は、終わってしまったのだから今夜だけ楽しい夢を見たことにしようとシンデレラは思うのでした。




 その頃城は、王女の発言に大忙しとなっていた。王女は、今夜出会ったとあるロボットの製作者と結婚すると発言したからだった。その人物は、最後まで残らず帰ってしまったためどこの誰なのかもわからず仕舞いだ。


「姫よ。婚約者を探せと言った。なぜよりによって女なのだ。女と女の婚姻は認められん」

「親父、あの人は間違いなく男性。今調べさせています」

「大勢いる前で女装するような人物がいるというのか? 私には、信じられん」


 王は、頭を横に振って話を聞かない。今王の頭にあるのは、王女が堂々と女結婚すると発表したためだった。そこへ医者が慌ててやってきたので発言を許した。


「王女様! カツラから採取した髪で男性だということはわかりました。他は該当するデータがなくわかりません」

「でかした。親父、言っただろう?」

「……どうしてもその人物と結婚したいならばここに連れてきなさい。連れてこれたのなら婚姻を許そう」

「ありがとな、親父」

「しかしどうやって見つけるつもりですかな。まさか国中の男の髪を一本ずつ抜いて調べるなんていいませんよね」


 非現実的な上に苦情が多そうな方法をとるわけにいかない。


「策ならある。このウィッグから脳波を受信しロボットへ発信させる仕組みだとわかっている。男の数は多いとしても脳波は一つ。だからこのウィッグを被りロボットを動かせた人物こそ探し人」

「なるほど」

「夜が明けたらまず城の周辺から探します!」




 次の朝、城から大々的に年齢は問わず男を集めロボットを動かせた人物を第一王女の婿にすると発表された。未婚の男は、逆玉の輿を求めて城へと集まっていく。その中にシンデレラも混じっていました。ただしそれは、試しに行くと聴かない上の兄二人に無理やり連れていかれたからです。


「兄さん、無理だよ」

「やってみなきゃわかんないだろう? このまま借金を返すだけの生活なんてしたくねぇよ」

「それに姫様って亡くなった王妃様に似て美人だって噂だしな」


 シンデレラの静止を余所に兄二人は、城に到着してしまいました。城には、同じように玉の輿狙いの男達がぞろぞろ並んでいます。


「うわー、どんだけ待てばいいんだよ」

「兄貴、看板に最後尾三時間って書いてあるよ」

「マジか。まぁ、三時間くらい待てるだろ」


 それから三時間経ち兄二人の前の人物が調べられている最中だった。兄二人は、散々待たされたのでイライラがMaxです。


「こら! あんたたち、こんなところで何を遊んでいるの! 今日のノルマ終わってないでしょうが」


 義母が般若の顔でやってきた。シンデレラの周辺にいた男達は、義母を見て顔を真っ青にしています。


「まぁまぁ、ご婦人落ち着いてください。そんなに時間はとらせませんし」

「あなた誰よ」

「この国で宰相をやってます。今は王女の婿探しがオモ…重大なことだと思っていたので監視役です」


 真面目な顔をしても何人かがいいかけた言葉を補完しこの国大丈夫かと思うのでした。


「婿探しねぇ…。やっていいわ。ただしシンデレラは、帰るわよ」

「なんで僕だけ?」

「風呂掃除してないし、ノルマも残ってる。そんなんでご飯食べられると思ってんの?」

「兄さんたちもそうじゃないか」

「それでもよ」


 義母は、シンデレラが口答えしてなにやら焦っているようでした。


「お母さん、息子さん三人を試しても十分くらいで終わります。それからでもいいのでは?」


「十分くらいならいいでしょう」


 義母が折れて待ってくれることになりました。そして宰相が取り出したのは見覚えのあるウィッグでシンデレラは、冷や汗を掻いてきました。

 最初に歳の順で一番上の兄からです。童顔の兄は、かつらが似合っており一部から奇妙な声が聞こえましたがロボットは動きません。

 二番の兄は、とくになにもなくロボットが動くことがありませんでした。


「次はあなたの番です」

「やっぱり僕はいいです!」

「そんなこといわずに。さぁ!」


 シンデレラは、宰相に無理矢理かつらを被せられました。その途端目を瞑り続けていたロボットの目が開かれシンデレラを見ました。


「おぉー! ロボットが動いた。ではあなたがこのロボットの製作者…」

「違います!」


 このままでは昨日の女装がバレてしまうと逃げ出そうとしますが、それに反応したようにロボットが走りだしました。


「その男を捕まえるのです! 捕まえた者に王から金一封が貰えるように取り計らいましょう」


 宰相の言葉に選ばれなかった男達がシンデレラに群がり捕まえます。はっきりいってひ弱な部類に入るシンデレラは、ボロボロになって捕まり今にも泣きそうです。


「さてと王女さまのところに連れていかなければ」

「うぅ」


 泣きそうなシンデレラなど気にせず宰相は、シンデレラを連れて行ってしまいました。城に着くと王女が仁王立ちで待っておりシンデレラを連れた宰相をグーパンしました。


「なにをするんですか!王女」

「連れて来なさいって言ったけど無理やりすぎ。それじゃあ誘拐じゃないの!」


 王女は次々と宰相を言いくるめたあとやっとシンデレラに向き直りました。そのときになってやっとシンデレラは、昨日話した女性が王女だったのだと気がついたのです。恐れ多くなったシンデレラは、その場で土下座を始めました。


「すみません、あなたが王女様なんてしらなくて…」


「顔を上げて頂戴。私こそ謝る必要があるわ。無理やり連れてきてしまってごめんなさい。でもね、時間が短かったけどどうしても結婚するならあなたがいいと思ったの」


 王女は、膝まずくとシンデレラの顔をもって上を向かせました。


「シンデレラなんて呼ばれる僕を?」

「灰被りという意味ね。働き者そうないい名前だわ。ただ着飾って働かない人が私大嫌いなの」


 本当に嫌いなようで王女の額に青筋が見えました。ちょっと恐いなと思い顔を反らせたいが顔を捕まれてそれが叶いません。


「だから私と結婚してくださらない?」

「僕でいいのなら」


 いい感じで纏まりそうなところで邪魔が入った。


「「「ちょっと待ったぁ!」」」


 そこにいたのは貴族の子弟たちだった。彼らは、王女の元婚約者である。


「王女様!そんな貧相な男より我々をお選びください!」

「そうです。そんなうす汚れた格好で御前にでるような者などあなたに釣り合わない!」


 シンデレラは、元婚約者たちの言葉がグサリグサリと刺さっていき心が重症です。それを見た王女は、何かが切れた音と共に手に持った扇で元婚約者の頭を叩きました。


「もう我慢できない! 親の脛かじりのボンボンの癖に見た目だけ立派にして。そもそもあんたたちは、私の好みじゃないの。衛兵城の外に出して頂戴!」

「「はっ!」」


 呆然としている子弟たちを衛兵は外に追い出しました。


「さて、静かに…「うちの子を帰しなさい!」


 観音開きの扉が開かれるとそこにいたのは、シンデレラの義母と兄達でした。


「シンデレラ帰るわよ」

「えっ、待って」


 義母に腕をとられたら反対側を王女が掴みます。


「シンデレラには、私のお婿さんになって貰うんです」

「いくら王女様でも、そのお願いは聞けません! うちにはこの子の父親が残した借金が残ってるんです。この子がいないとうちのボンクラ息子と私だけで借金を返すことが出来ません」


 鬼気迫る顔で義母はそう告げる。なんやかんやで一番作業ができるのがシンデレラだったのだ。だからこそ抜けられると穴が大きい。そこへグーパンの衝撃から立ち直った宰相が義母に尋ねた。


「あれ? お母さん、借金あるんですか。ちなみにどれくらい残ってますかね」

「五◯万よ」

「なら、その借金を国で立て替えましょう。もちろんただじゃなくて城で働いてもらいますけど。俺の部下ってことで財務任せたいんですけど」

「借金を返せるならやるわ!」


 義母は、シンデレラから手を外した。


「ちょうど人材が欲しかったんですよ。あちらで契約しましょう」

「わかったわ」


 義母は、宰相に連れられて別室へと移動したのでした。それを王女は、満足そうに見ていました。


「これで結婚を阻むものがなくなったわね」






こうしてシンデレラは、王女と結婚し幸せに暮らしたとさ…おしまい


と、言いたいがシンデレラは王女に女装させられて泣くし。義母が働いている姿に惚れた王様が義母にプロポーズするのはまた別の話。

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ロボコンのシンデレラ 猫田33 @yoruneko33

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