第36話 雛鳥はやがて親鳥の元から巣立つ
めぐりと自宅で今日もまったり過ごしていた。
「マザコンの卒業って結局なんなんだ?」
俺はめぐりに尋ねてみた。
「ちはるさんのことを完璧だと思ってる?」
「いいや、人間だから欠点だってあるだろ、結構一方通行とか、なんでもやりたがるところとかない、仕方ないだろ」
めぐりが「へぇー」と驚いた顔を見せる。
「大丈夫じゃない?」
「そうかぁ? 母親のことはかなり大切にしてるつもりだぞ、シングルマザーで大変だからな」
「大切にするのは当然だと思うよ」
めぐりはほんわかと微笑んでいる。
「最近の歩夢くんはちはるお母さんを神格化しないで、1人の人間として見るようになってるよ」
「あれ? それはつまり、鈴奈と同じ考えになってるってこと?」
俺がそういうと、めぐりは頷いた。
「物事決める時もちはるお母さんのこと考えなくなったんじゃない?」
「自分のことを1番わかってるのは自分だしな、母さんじゃなければめぐりかな?」
「もう歩夢くんったら!」
めぐりにぱしっと肩を軽く叩かれた。
頬も赤くなっているめぐり。
「ちはるお母さんがいてもいなくても、自分の人生を堂々と生きていけそう?」
「そりゃそうだろ」
俺はそこは自信を持って言える。
「やっぱり成長したみたいだよ?」
めぐりが少しだけ首を傾げる。
以前成長というのは何かを美咲ちゃんに聞いた時、過去の自分と比較して一個でも良くなってることだと聞いた。
そう考えると成長したのかもしれない。
「歩夢ちゃーん、撫で撫でさせてぇ」
母さんが泣きついてきた。
「好きにしろ」
俺は母親の望むママに撫でられる。
「ちはるお母様、私は撫でなくていいんですか?」
「撫でるっー」
母さんはそう言ってめぐりも撫で始める。
「えへへ」とだらしない顔を見せる。
まるで猫を撫でて癒されている飼い主みたいだ。
「歩夢くんはもうマザコンじゃないんですよ」
「寂しー」
母さんは子供みたいにわかりやすい泣き顔を見せる。
「子離れしないとダメですよ」
「わかったわ、でもちゃんとママにも歩夢くんのことを可愛がらせてね、めぐりちゃん」
「もちろんですよ」
めぐりは慈愛に満ちた表情を見せる。
なんだろう。
めぐりがめっちゃ大人に見える。
というか、母さんがめっちゃ子供っぽい。
この逆転現象には驚かざるを得ない。
「ちはるママ、めぐりちゃんのお味噌汁食べたいなぁ、甘えてもいいかしら?」
「大丈夫ですよ、お疲れだと思うので具沢山にしておきますね」
「本当めぐりちゃんいい子ね、いつもありがとう!」
「こちらこそ、歩夢くんをここまで育ててくれてありがとうございます」
めぐりはぺこりと頭を下げる。
母さんは「まぁ」と両手で口を覆う。
「歩夢ちゃん、ちゃんとめぐりちゃんを幸せにするのよ」
「当たり前だろ? 母さんがめぐりが幸せにしてもらってどうすんだよっ」
そういうと、めぐりは嬉しそうにふふっと笑う。
「いっけなーい、てへぺろ」
母さんがコツンと拳を自分の頭に当てる。
この後、めぐりはお味噌汁など和風料理を作ってくれた。
鈴奈も呼び、4人で食卓を共にする。
ちなみに1番めぐりの料理を食べたのは母さんであり、お味噌汁を三杯はおかわりをしていた。
今まで苦労していた母さんがここまで幸せそうにしたのは初めてみたので子供心としてとても幸せだなぁと感じるのだった。
◆◆◆あとがき、お礼、お願い◆◆◆
ここまでお読みいただきありがとうございます。
というわけで、
第3部 完(ジョジョネタです笑)
さて、ちはるさんも肩の力抜けてよかったです。
ただの自由人ですね、こうしてみると。
めぐりちゃん大人すぎでは?
もし、
めぐりちゃん大好き、かわいいよぉ〜
めぐりちゃん、大人すぎ、嫁に欲しい
ちはるさん、面白い
と思ってくださいましたら、
♡、☆☆☆とフォローを何卒お願いいたします。
レビューや応援コメントを書いてくださったらできるだけすぐ読みますし、返信も速やかに致します。
次回は第4部が始まります、少し真面目です
引き続きお楽しみくださいませ。
次回の公開日は6月4日6時頃です。
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