終電で旅立つ先生へ。
藤泉都理
終電で旅立つ先生へ。
未練がましくこんな時間まで留まってしまった。恩人の先生との別れは教室で済ませた。必死に笑顔でサヨウナラを言えたのに何で俺はここに居るんだ。早く立ち去らなければ。そう思うのに足が動かない。動けよ先生には笑顔の俺だけ覚えていてほしいだろうが。叫んだ俺が駆け込んだのは終電一本前だった。
終電で旅立つ先生へ。 藤泉都理 @fujitori
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます