第三章 

──Vault of heavenの音色がする──



──「さようなら」──



──と、誰かが言った──



 色香に迷って、失策する。

 誰も困っていないのなら、と。

 私は、歯に詰め物をする時のワタゴミを吐き出した。

 青い爪は、フェルトの生地。

 まだ、腕輪は他にある。


 タコというよりも、レースが厄介だが、細かな事柄が吹き飛ぶことが起きた。


 渋谷の消滅。


「ふむ」


 まだ、手段がある。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る