第5話 頑ななロシア
ロシアは、経済制裁をする国に対して非友好国との烙印を押し、外交交渉を次々に遮断してきた。
2023年2月22日 新START(新戦略兵器削減条約)の履行停止を表明
2023年5月10日「欧州通常戦力(CFE)条約」破棄
2023年6月21日、ロシア上院は、「第2次世界大戦終結の日」を「軍国主義日本に対する勝利と第2次世界大戦終結の日」に改称して日本との平和条約は結べないと通告。
2023年7月17日、ウクライナ産穀物合輸出意離脱
2023年9月4日、対日戦勝記念日を9月3日に制定し、中国の抗日戦争勝利記念日にあわせる。
2023年9月13日、露朝首脳会談等々G7側に嫌がらせと思えるような対応をしてきた。
2024年7月30日、1986年の北方四島の墓参の合意は無効、2022年9月のビザなし交流の合意破棄、
ロシアとの合意は、日の当たるところに置かれた氷のようにいつの間にか消え去るのだ。
中朝に接近したロシアは、欧米とは一線を画して、ロシアの言い分を認めない限り交渉の場に出ようとはしない。
ロシアとの交渉を再開するためには、ウクライナよりもロシア側に有利な話し合いになるように提案しなければ、交渉の場に現れないのだ。
2.0とゼレンスキー大統領の口論は、プーチン魔王を喜ばせるための演出だったのかもしれない。
会見が決裂して見事に消沈して出てくるゼレンスキー大統領!
彼は、元俳優だったのだ。このくらいの演技はお茶の子さいさいだ。
2.0も俳優になれて誇らしかったに違いない。ウクライナを非難する演技は、うまく演じられた。映像のない裏舞台では、上演の成功に二人は握手していたかもしれない。
見えているものがすべて真実とは限らない。仮想敵国の人民を操るためありとあらゆる情報戦が仕掛けられている。これは、アメリカによるフェイクニュースかもしれない。
2.0は、SNSや、フェイクニュースの影響を十分に理解している。ロシアに寄り添うような演出をしてロシアへ揺さぶりをかけているのだ。
ただ、頑固者のロシアは、外務大臣クラスは出てきても、ICC(国際刑事裁判所)から、逮捕状が出ている魔王は、出てこないだろう。多分、戦いで決着をつけたいと望んでいる。
長年ロシアの一部であったウクライナのゼレンスキー大統領が、継戦を望んでいるのは、ロシアの性格を十二分に理解しているからだ。
ロシアは、敗戦しない限り4州を占領するまで戦うはずだ。
中途半端な停戦では、将来の再侵攻は、防げない。
ロシアは、東スラブ民族の、統合を望んでいる。ウクライナが離れ、ルカシェンコ大統領が、亡くなれば、ベラルーシは民主化するかもしれない。そうなるとロシアは孤立することになる。
アメリカは、ウクライナに対するすべての軍事支援の停止を発表した。これも状況を動かすためのジャブに過ぎない。
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