第6話 青年

羨ましい青年。

病気はわたしと同じ病気だ。

だけど、仕事ができる。

彼女もいる。

だれからも、好かれる。

本当に羨ましい。

そういう人は同じ病気でも、エリートの道を行くんだと思う。

わたしのように人に理解されないで、仕事も恋愛もうまくいってなくて、職員さんに目をつけられているような問題児とは天と地の差だ。

交わることのない二人。

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