第4話 Aランク撃破(?)と大バズリ⁉︎
目の前の見た事もないモンス、しかも物理は効かないというおまけ付き
「あ、あの、だ、大丈夫ですか?」
まぁそりゃあ心配になるよね
「大丈夫だよ多分、じゃあ殺るよ!『七色に輝く星屑の光』!」
足元に展開した七色の魔法陣が激しく光出すそして全てが紅に染まった
「ぐっぐ、ぐぁあがっ」
イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、イタイ、
痛い、全てが痛い、痛いし苦しい、もうこのまま終わってしまいたい周りからなにか聞こえるがもういい、なんでもいい、そもそも私ってなんだっけ?もう全部終わりでいい……
ここで私の記憶は途切れた
—————————————————————————————————
モンスターを目の前にスキルを使った珠莉が急にもがき苦しみ始めた、それと同時にモンスターも謎の呻き声をあげている、おそらく苦しんでいるのだろう
「本当にだ、大丈夫です……か……」
百合が珠莉に声をかけた時さっきまでもがき苦しんでいた珠莉がスッと苦しんでいる様子も無くなり、起き上がった、彼女の目は紅く虚になっていた、また杖も紅く染まっていた
「え?どうしたん……で……」
『星屑の名の元に、万物の掟に反し、我が望みを叶えろ、全てを滅ぼし、全てを終わりに導けく其の
直後、彼女の目の前にいたモンスターが滅んだ、其の姿は散ってゆく華の様だった
そして彼女の尻尾が揺れた
「すごい……」
百合や非常食はこの光景に美しさと儚さを感じとった、そして彼女が百合の方に目を向け
『貴女も終わりへと導く……』
と一言こぼし、珠莉はそのまま百合に倒れ込んだ
—————————————————————————————————
「……で………だ…じょ……」
「ん……あれ…あっ!さっきのモンス!さっきの探索者は!」
「大丈夫ですか!やっと起きた…よかった…」
目が覚めるとスキルを使った直後の痛み、苦しみ、絶望感が嘘の様に消えていた、ついでにイトが私にすりすりしてきた、可愛い…癒される……
"ほら非常食のお前ら配信主の珠莉ちゃんが起きたぞ騒げ騒げ"
"珠莉ちゃん心配したんだけど責任とって"
"大丈夫で良かった"
"急に苦しんだと思ったら人格変わったのはびびった"
"珠莉ちゃん(?)がモンスター消し去ったよ"
"紅い目の珠莉ちゃんも可愛かった"
"そう言えば新モンスター発見&討伐とか諸々のお陰でバズってるよ"
私の意識がない時に一体何があったのか気になるが、一旦この子と私の生存を喜ぶとしよう、というかってバズってる⁉︎なんと同接が約二万人も居たのだ
「そう言うばシュリさんバズってますね、まぁ私の方はいつもより少し多い程度ですが、シュリさんはいつもの一千倍くらい居ますね」
「なんで知って…」
「ファンだからです、バズる前から観てます」
「あ、ありがとうございます、てかあ、あのな、なんで頭撫でてるんですか?」
「ファンだからです」
「ファンだからかぁーとはならないよあとめっちゃ今更だけど起き上がってもいい?二万人の前で膝枕は恥ずかしいんだけど」
「ダメです見せつけるんです、私達がイチャイチャしてる所を全世界に」
"ファンなら仕方ないよね"
"てぇてぇ"
"シュリ×百合ですか?百合×シュリですか?"
"初見の挨拶したのにスルーされた人沢山いるの草ワイもだけど"
"シュリちゃん嬉しいよこんなに百合百合てぇてぇになって"
そうだよね二万人もいるんだから初見さんばっかだよね、挨拶しないと
「膝枕されながらでは申し訳ございませんが、猫耳系ダンジョン配信者のシュリです、猫耳の説明はめんどいのでアーカイブ見てください」
"起き上がらないの草"
"お耳も尻尾ももふもふしてる"
"ほらシュリちゃんイトの紹介もしないと"
「そっかイトの紹介も必要か、イトーこっち来てー」
「きゅう!」
「ほいこの子はメメンタリー・ホワイトタイガーのイトです、この子の説明は二回目の配信を見てね、なんかめちゃくちゃエグい確率で生まれるらしくてコメ欄で解説してる人がいるから」
「最後に私ですね私は
なんでこの人は私のチャンネルの宣伝してんの?私を膝枕しながら、この人も今配信してるんでしょ、なんで自分のチャンネル宣伝しないの?
"自分のチャンネルの宣伝全くしてないの草"
"感想が完全に限界化してるオタクのそれww"
"ワイもシュリちゃん目の前にしたらああなる自信あるw"
"百合ちゃんがこっちのチャンネル登録してきてって言ったから見に来たで"
"今更だけどレベル上がってるんじゃない?"
「確かにレベル上がってるかも、さっきのモンスめっちゃレベル高そうだったしね」
「そーいえばさっきダンアニ通知なってましたよ」
「ありがとうございます、じゃあ確認しますねーあ、百合さん、せっかくですし一緒に見ます?」
「いいんですか⁉︎基本的にステータスって機密情報じゃ」
「百合さんならいっかなって」
「シュリちゃんまじ天使……」
「そんなんじゃないよぉ、じゃ、じゃあ確認するよ」
「はい!」
—————————————————————————————————
愛甘珠莉【あいあましゅり】LV:37
ランク:D
MP:5048
スキル:所持数6
『ヴァンデットリー・ダーク』(消費MP1650)
『ホープ・オブ・ライトロード』(消費MP25~)
『ミレミアムルーン』(消費MP670)
自信の生命力を高める
『
身の回りを綺麗にする汚れや匂いが完璧に取れる
『七色に輝く星屑の光』(消費MP2500)(探索者『愛甘珠莉』固有スキル)
『世界樹の導き』(消費MP6174)(武器『世界樹に害なす魔法の杖レーヴァテイン』固有スキル)
—————————————————————————————————
「『
「これそんなにすごいんだラッキー」
「シュリちゃんかわえぇ〜死ねる……」
「せっかく助かったのに死なないで!」
"草"
"草"
"草"
"草"
"草"
コメ欄が草で埋まった
—————————————————————————————————
~読んでいただきありがとうございます。
感想や、改善点、たくさん待っています。☆と♡ぜひ付けていただけると嬉しいです。ついでに現在同時執筆中の別シリーズも見て下さると嬉しいです~
あとがき
戦いのシーンメインで書こうと思ったのにこのザマだよ、なんでほぼギャグパートってなんだよ、才能無いんか?
まぁまぁその話は置いていて、スキルの話なんですが、なんか汎用性のあるスキルが欲しいなーと思っていたんで日常生活で使えるスキルにしようと考え、出来たのが『
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます